移動する建築『小田急ロマンスカー・GSE(70000形)』建築家 岡部憲明
テレビ東京「新美の巨人たち」の音声コンテンツ『聴く美の巨人』。番組蔵出しインタビューです。番組では、2021年1月16日に『小田急ロマンスカー・GSE(70000形)』を特集し、大きな反響を頂きました。そこで、番組ではご紹介しきれなかった建築家 岡部憲明さんへのインタビューを再構成し、音声コンテンツにしました。岡部さんはロマンスカーをデザインするにあたり、何を考え、どんな方法で作ったのでしょうか? そこには、若き日にフランスで学んだ経験が活きていました。
岡部憲明
建築家・岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表・芸術工学博士
1947年 静岡県生まれ。建築家。岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表。芸術工学博士。フランス政府給費研修生として渡仏後、レンゾ・ピアノと20年間にわたり協働。ポンピドゥー・センター、IRCAM音楽音響研究所など建築分野での仕事に加え、フィアット社の新たなコンセプトカーVSS計画といった新たなデザインの方向を求める試みにも携わる。1988年、関西国際空港旅客ターミナルビル国際設計競技に参加し優勝。Renzo Piano Building Workshop Japanを設立後、同プロジェクトや牛深ハイヤ大橋のプロジェクトリーダーとして設計、建設監理に従事。1995年、岡部憲明アーキテクチャーネットワークを設立。1996年から2016年まで神戸芸術工科大学の教授を務める。東京ベルギー大使館などの建築作品とともに鉄道車両のデザインを手掛ける。 ▼鉄道関係の作品 2002-05 小田急ロマンスカー50000形 VSE 2005-08 小田急ロマンスカー60000形 MSE 2011-14 箱根登山電車3000形 2013-15 大山ケーブルカー 2014-17 小田急ロマンスカー30000形 EXEα 2014-18 小田急ロマンスカー70000形 GSE
角谷暁子
テレビ東京アナウンサー
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